困窮家庭など厳しい環境にいる子どもに新品の本を贈る「ブックサンタ」で、応援役の「作家サンタ」が今年20人増え、12月10日現在で計45人となりました。直木賞作家の今村翔吾氏が2023年に始めた特別プログラムで、小説家や絵本作家らが「今、子ども達に読んでほしい一冊」を選び、その魅力とメッセージを発信します。

作家サンタの選書は、一般の寄付者が書店や専用オンライン書店で本を選ぶ際の指標となり、「誰かのサンタクロースになる」という寄付体験を後押しする役割を持ちます。今年は映像化作品の原作者や人気絵本作家などが新たに参加し、ミステリーから児童文学、哲学対話の本まで幅広いタイトルが紹介されています。

ブックサンタ本体の活動は、2017年の寄付冊数848冊から成長を続け、2024年には約13万冊が全国の子どもに届けられました。2025年も47都道府県1,861店舗とオンライン書店で実施され、クラウドファンディングも並行して行われています。

主催する認定NPO法人チャリティーサンタは、作家サンタの輪をさらに広げることで、経済状況などに左右されず子どもが本と出会える機会を増やしたい考えです。今後は参加作家の拡大に加え、選書情報の発信強化や寄付参加の間口を広げる取り組みが求められます。

【プロジェクト関連情報】

特設サイト https://writer.charity-santa.com/

オンライン書店 https://bookshop.charity-santa.com/

クラウドファンディング https://camp-fire.jp/projects/884458/view

source: PR TIMES

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